【医療・介護専門職向けセミナー 開催報告】

 8/9(土)13:30~16:00   

講師:水野敏樹先生 成本 迅先生

専門職:訪問看護えいむ:西井看護師 仏教大学:奥山紘平PT 北山病院:井上 基PSW

 

水野先生からは「神経内科からみたレビー小体型認知症」

 成本先生からは「精神症状に関する情報共有とモニタリング」というテーマので講義を

 専門職からは実践を交えて各専門職としての役割などについての報告をして戴きました。病気を正しく理解したうえで、それぞれの専門職として何ができるのか・何をすべきなのか等を考えて戴く時間になったのではないかと思います。

 レビー小体型認知症は、様々な特有の症状が絡み合って一筋縄ではいかない事が多く見られます。だからこそ、多職種の視点で観察し情報を共有しながらのチームケアが求められます。

 セミナー参加者には、ご希望があれば交流会への参加もお声掛けしております。ご本人・家族介護者の生の相談内容などを聞いていただく事で、「自分なら何ができる 何をすべきか」等を考えて戴けるのではないかと思います。

 頭の中だけで考えるのではなく心で感じていただく事で、役割が自覚できると思います。

 専門職の皆さんの力で介護の時間が、少しでも豊かなものになりますように心より願っております。


【交流会 開催報告】

7/12(土)13:30~16:00      講話:成本 迅先生 交流会協力:杉本英造先生

 

成本先生から「レビー小体型認知症の精神症状での入院あるある」~入院が必要な場合とは~

というテーマの講話のあと、精神保健福祉士の井上 基氏より「精神科単科病院における受診や入院のながれ」のお話、そして管理栄養士の樹山敏子氏より「レビー小体型認知症の方の食事」のお話を伺いました。

 

参加者からの感想の一部をご紹介します。

麦茶のゆるめのゼリー 嚥下が悪くなっている母に 大好評です! 沢山水分が取れ 助かりました。

・ドクターのお話しも 普段聞けない事がお聞き出来るので感謝しております。

・ヘルパーさんからは、何でも挑戦して駄目ならまた考える と言って頂き 私もそう思っていた中

 少し迷いがありましたが そうだ!良かったんだ!と パワーを頂き 元気になりました。

・様々な状況のなか、多様なレビー症状に向き合っておられるので励みになりました。

・今回、当事者の方から貴重なお話を聞くことができてとても有益でした。自分の親を重ね合わせて

 想像ではなく実際の話としてお聞きできたことで、親への理解が深まりました。

・いろんな方の経験談やお悩みを聞いて、同じ症状に対してお悩みをお持ちだと言うことがわかり

 なんとなく気持ちが楽になりました。

■専門医や医療・介護専門職からの症状に対する対応策などの情報提供が、ご本人・介護者にとって少しでも気持ちが楽になったり、気持ちが整理出来たり、励みになれば幸いです。

答えは一つではないので、色々な家族関係や背景などによって異なると思います。

皆さんに合う方法が見つけられればと願うばかりです。


【交流会 開催報告】

  4/12(土)13:30~16:00      講話:水野敏樹先生 交流会協力:椿 恒雄先生

 

今回は、水野先生から「レビー小体型認知症の症状あるある」というテーマで、どういう症状があり、どんなことに気をつければ良いのか、医療・介護専門職の言語聴覚士・理学療法士からはその対応策等についてのお話がありました。パーキンソン症状で、すくみ足や立ち座り動作の対応については、わかりやすく実演もありました。

ご相談内容は、服薬の不安や疑問・介護保険サービスの利用につながらない介護者の負担軽減方法・幻視の訴えについての対応方法等様々でした。どれも交流会で即解決できるような内容ではないものの 思っていることを言葉にすることで、少しは気が軽くなって戴けたなら幸いです。

下記、感想の一部です。

・解決はしなくても、人に話すことで気持ちが楽になることもあるのだろう、といつも思う。

・一組ずつ、しっかり聞いてくださるのでありがたいなあと思った。

・言語聴覚士さんから、状態に合わせた食べやすい食材や調理の工夫の情報は参考になった。

・理学療法士んさんが実演して下さった椅子からの立ち上がり方や足が出ない時の対応方法等は是非参考にしたいと

 思った。

・色々な人の体験やレビー小体型認知症の様々な症状を聞くことで 悩んでいるのは自分の家族だけではないという安心

 感に繋がった。

・今回の参加が最後になると思うが、私達家族の体験が今後新たに交流会に参加される患者さんやご家族にとって、

 参考になるようであれば幸い。


【医療・介護専門職向けセミナー 開催報告】

 3/29(土)13:30~16:00   講師:水野敏樹先生 成本 迅先生

 

今回のセミナーは、脳神経内科:水野先生からは「レビー小体型認知症の特異性や症状に対しての対応の注意点・早期診断内容・薬物療法の効果について等の講義でした。

精神科:成本先生からは、精神症状の情報共有やモニタリングのポイント・応用行動分析について「よくわかる行動分析による認知症ケア」という書籍のご紹介がありました。また、薬物療法については効く可能性のある症状・無効な可能性が高い症状について等の講義でした。

講義後のグループワークでは、学んだ講義内容を活かし、模擬事例を使用して退院時に病院側・在宅側(施設・通所含む)が、各専門職の立場で「誰にどのような情報を伝え・確認する必要があるか」をテーマに話し合いました。

下記、感想の一部です。

・グループが多職種でバランスよく構成されていたので色々な意見を聞けて参考になった

・臨床心理士の参加があり、行動分析の視点からの考え方等が聞けて大変勉強になった

質疑応答では、水野先生・成本先生から、生の丁寧なお話を聞けて良かった、感謝している

・今回のような経験を積み実践し視野を広げたいと思った

・同職種(セラピスト)での連携でさえ、諸々の事情から難しい現状なのだという事を知った

 多職種での連携の方が、やり方によってはまだやりやすいのかもしれないと思った

・今回のグループワークを通して、改めてレビーに対しての知識を深める事の重要さと

 専門職としてどのような情報を持っておかなければいけないのかということが認識できた

 

■今回の講義・グループワークでの学びを実践で活かして戴けると幸いです!!!

 


【交流会 開催報告】

 1/25(土)13:30~16:00 講話:辻輝之 迅先生 交流会協力:成本 迅先生

 

今回は、協力医の辻先生から「認知症を持つ人の希望を支える医療とケア」の講話のあと、交流会を行いました。

下記、ご相談内容の一部です。

・現在行っている対応は間違っていないか

・一人で介護しており穏やかに暮らしたいが、対応に疲れきってこのままの生活で良いのか 他に方法はないのか

・半年前に精神科病院に急遽入院後、誤嚥性肺炎などの合併症などから

 中心静脈栄養法となり総合病院に転院、今後の療養生活の拠点としてどういう選択があるのか

・生活拠点が変わったことで、医療管理をしてもらえる信頼できるかかりつ医をどのようにして探せば良いのか

・精神症状悪化で精神科に入院となったが、本人は帰りたいといっており精神症状が落ち着いたら在宅生活に戻りたい

 と思うが、夫婦二人での暮らしができるのか

などなど・・明確な解決策はみつからなかったかもしれませんが、同じ病気を抱えて介護している方の悩みなどを聞くことで、新たな気づき等があったかもしれませんし、悩み・困りごと・今の介護の確認など言葉に出してみることで、気持ちの整理がつくかもしれません。「一人で抱え込まない」というのは、次の力につながり介護者の心にゆとりがうまれると思います。

堅苦しく考えずお気軽に交流会に参加戴けたらと思います。 


お申込み・お問い合わせは、

レビー小体型認知症サポートグループ京都

ファックス 075-468-8424(DLBSG 京都)

メール dlbsn.kyoto.2017@gmail.com

電 話 090-1248-7890(DLBSG 京都代表:布施)

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