ようこそ、レビー小体型認知症サポートネットワーク京都のホームページへ!!!
3か月毎の交流会のご案内や報告
顧問医の水野先生・協力医の先生方・運営スタッフから
色々な事を発信させて戴きます。
■2025年3月29日(土) 13:30~16:00
先行告知!!!
専門職向けの研修を開催します。
来年は参集のみでの開催予定です。
DLBについて正しく理解した上でそれぞれの専門職が適切なサポートができるように、実践で活かせる研修内容です。
お誘いあわせの上、多数ご参加戴けると幸いです。
ご本人・ご家族の参加は、受付致しかねますのでご了承下さい。
2025年 交流会開催日時のお知らせ
1/25(土) 4/12(土) 7/12(土) 10/18(土)
13:30~16:00
会場は、ハートピア京都か府立医科大学基礎医学学舎のどちらかの予定です。
詳細はホームページでお知らせ致します。
お知らせⅠ
2025年の交流会は、
1/25(土) 4/12(土 )7/12(土) 10/18(土)
いずれも13:30~16:00の予定です。
会場は、ハートピア京都か府立医科大学基礎医学学舎の
どちらかの予定です。
詳細は、ホームページでご案内致します。
お知らせⅡ
コラムを更新しました!!!
お知らせⅢ
「認知症関係当事者・支援者連絡会議」のホームページ動画チャンネルで配信中。
講義と座談会形式で
認知機能の日内変動・薬の過敏性・幻視・睡眠等
交流会で相談の多いテーマについて収録しております。
是非、参考にして戴ければと思います!!!
病気についてのお悩みや質問等がありましたら、ホームページの「お問い合わせ」からご連絡下さい。
お時間は多少頂戴致しますが、専門医やサポートスタッフからメールでお返事させて戴きます。
ひとりで抱え込まず、サポートネットワークをご活用下さい。
交流会では、心の中にあるものを出してみる
そういう事の繰り返しで、少しは気持ちが楽になることもあります。
介護者が心にゆとりが持てるようになると
患者様にもそれが伝わり、多少は良い方向に向かう事もあるかもしれません。
そして、何か気づくことがあるかもしれません。
まずは、最初の一歩を踏み出してみませんか?
レビー小体型認知症は、運動症状や精神症状等、特有のトラブルを生じやすく、家族介護者はもちろん専門職の皆さんも対応に悩まれることが多く、相談窓口が必要な病気です。サポートネットワークは、病気・医療・介護のこと等について、ご本人やご家族を中心として、医療・介護専門職等と一緒に学び、語り合い、理解を深める場です。できる限り、脳神経内科と精神科の専門医が同席し、困っている事、悩んでいる事等気軽にご相談戴ける場でもあります。「こういう時は、どういうふうに対応したらいいの?」「こんな時、気軽に相談できるところがあればいいのに」「これからどういうふうになるの?」などなど・・・一人で抱え込まず、気負わず、お気軽に交流会でご相談下さい。答えは出ないかもしれません、でも、話す事によって気づき、何かが変わり、得ていただける事があると思います。
■代表
居宅介護支援事業所 恵 介護支援専門員 布施美幸
■顧問医
水野敏樹先生 脳神経内科医 JCHO京都鞍馬口医療センター 院長
■協力医(あいうえお順)
近藤 悟先生 精神科医 京都民医連あすかい病院 副院長
杉本英造先生 脳神経内科医 杉本医院 院長
辻 輝之先生 脳神経内科医 医療法人 七生会 辻医院 院長
椿 恒雄先生 精神科医 医療法人 つばき医院 院長
成本迅先生 精神科医 京都府立医科大学大学院医学研究科
精神機能病態学 教授
レビー小体型認知症と聞かれるといったい何の病気?と思われた方も多いと思います。。一般の方は認知症と聞くと、認知症=アルツハイマーと思われている方も多いので、レビー小体型と言われてもなかなか病気のイメージが湧いてこないと思います。そもそもレビー小体って何?という話になってしまいます。脳神経内科専門医にはパーキンソン病の病理所見として有名なのですだが、内科医ですらこの所見をご存じの先生は決して多くはないありません。レビー小体の詳しい説明は専門のホームページ(http://dlbsn.org/what_dlb.html)へ譲るとして、レビー小体型認知症の簡単な説明として私は良くアルツハイマー病とパーキンソン病が重なった病気と説明しています。しかし実際患者さんや介護者さんにとって問題となる幻覚症状はアルツハイマー病で認める幻覚とも、パーキンソン病で認める幻覚とも異なる独特のもののためことがあり、どうしてこんな症状が出るの?この病気は何?ということになってしまいます。また特徴的な症状とされる転倒にもいくつかの要因がからんでおり、パーキンソン病の歩行障害の延長上にあるというよりは、自律神経障害による起立性低血圧やアセチルコリンの減少も加わった独特な症状と言うべきでしょう。レビー小体型認知症の病態として神経細胞同士のネットワークを支える神経伝達物質の異常があります。パーキンソン病で不足するドパミン、アルツハイマー病で不足するアセチルコリンだけでなく、不安神経症で不足するセロトニン、さらに自律神経に関連するノルエピネフリンと様々な神経伝達物質が低下してきます。これらの神経伝達物質の不足の程度は患者さんによって様々なため、患者さんがそれぞれ悩む症状も異なることになります。さらに本来必要な抗パーキンソン薬や抗認知症薬に対しても過敏性を示す患者さんもあり従って治療も一様ではないため、レビー小体型認知症に対する治療は慎重に対応する必要があります。是非患者さん自身、また介護者の方には自分の病気をしっかり勉強して頂き、DLBサポートネットワークを使って専門医にご相談頂ければと存じます。
JCHO京都鞍馬口医療センター 院長
水 野 敏 樹